“納戸方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんどがた75.0%
なんどかた25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と思うと、脚を深く入れた、塩積船が出てゆくし、あなたからも岡崎の港へ、飛脚船ひきゃくぶね納戸方なんどがたの用船などかなり激しく入ってくる。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
というご禁令をお納戸方なんどがたに向かって発したものでしたから、それがいつしか村正の嫌忌される原因となり、二代三代はもとよりのこと、四代五代の村正作でも
「鳥取の池田家に仕えます者で、はい、因州です。父は納戸方なんどかたで七十石ほど頂戴しておりましたが、先頃死亡いたして、家名もそのままつぶれかかっているような次第で」
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)