“精巧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいこう62.1%
せいかう27.6%
せいご3.4%
たくみさ3.4%
プレサイスネツス3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この首と胴体どうたいとのあいだはせまい通路になっているので、その通路へ一番精巧せいこうな二つのわなをうめ、そのわなのはし牝牛めうしの首に結びつけた。
暗い納戸の中に、かなり大きなかごの中に入つて、精巧せいかうな車を廻して居る五匹の白鼠を見付けると、平次の好奇心は火の如く燃えます。
前髪立の美少年、曙染あけぼのぞめの振袖、精巧せいごの袴、短いのを前半に差して、紫足袋、さながら絵に描いたようです。
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
経緯たてよこの絲はあっても、色彩、意匠の精巧たくみさは見られないのです。たとえば日本独特の詩である俳句にしてもそうです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
舞台の精巧プレサイスネツスたまたま以て劇中の人物の生活の実態を描き出るには好けれど、其の幻惑力はおのづから観者の心魂を奪ひて摸型的美術の中に入らしめ、且は又た演者自らをして
劇詩の前途如何 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)