“箏曲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうきょく80.0%
さうきよく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
音絵は当年十九歳で女学校を優等の成績で卒業し、女一通りの事は何くれとなくたしなんでいたが、わけても箏曲そうきょくを死ぬ程好いていた。
黒白ストーリー (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
君もご承知の通り、大阪には、浄瑠璃じょうるりと、生田いくた流の箏曲そうきょくと、地唄じうたと、この三つの固有な音楽がある。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
今大阪に来てゐる箏曲さうきよく家の鈴木鼓村氏は掘りかへされた何処かの古墳からでも這ひ出して来たやうに、相変らず闕腋けつてきを着け、冠をて平気で済ましてゐる。