笊碁ざるご)” の例文
江戸一番の御用聞が、笊碁ざるごで半日つぶすのですから、まことに天下は泰平といったものかもわかりません。
派出所の巡査など五六名の者は笊碁ざるごの仲間で、ことに自分と升屋とは暇さえあれば気永な勝負を争って楽んでいたのが、改築の騒から此方こっち、外の者はともかく、自分はほとんど何より嗜好すき
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
江戸一番の御用聞が、笊碁ざるごで半日つぶすのですから、まことに天下は泰平と言つたものかもわかりません。
母屋からは廊下續きになつて居る小さい二階家の離屋に住んで、雜俳ざつぱいに凝つたり、笊碁ざるごを打つたり、時間をつぶすのにばかり苦勞すると言つた、まことに結構な身の上だつたのです。
「又次郎さんの言うのは違いありませんよ、親分、笊碁ざるごを打っていたんで」