窮命きうめい)” の例文
「旦那の三郎兵衞が持つてゐた筈だが、それは表向きで、こらしめのための窮命きうめいだから、鍵はツイ廊下の柱にブラ下げてあるさうですよ」
一と月あまりも窮命きうめいされてゐるとしたら、どんなものだ——お前は知るまいが、あの娘は名前だけの姪で本當のことを言へば赤の他人だ。
「これが森三といふので御座いませう。私共の話を立ち聽きして、注進に出かけるところでした。明日まで窮命きうめいさせませう、繩と手拭を——」
「そんなことはございません。そんな可愛いゝ姪を藏の中へ入れて、一と月も窮命きうめいさせる筈はないぢやございませんか」
何うかしたら、この娘が手引をして引入れたんぢやあるまいかと言ふ者があつて、一應縛り上げて窮命きうめいさして居たんで——、旦那の言ひ附けで御座いますよ
水神すゐじんの森の中で、花時は大した繁昌ですが、そのお銀と申す、如何はしい女におぼれ、家を外にいたしますので、この春から一と間に押し込め、窮命きうめいをさせて居りました。
「店にありますから誰でも持出せます。若旦那を窮命きうめいさせる心持さへ通ればよかつたんで」
「そいつは一番先に出さなきや。——窮命きうめいも時によりけりだ」
「それはわからないが、——俺は明日の朝、御納戸おなんど町の河西源太といふ人の家へ行つて見ようと思ふ、お前は時次に逢つて見てくれないか。お松は一と晩位番所で窮命きうめいさせるもよからう、浮氣の虫封むしふうじになるぜ」
その中に窮命きうめいさせてをります