究極きゅうきょく)” の例文
つまり、文化生活線上に於けるわれわれ人間は、究極きゅうきょくなる未来に於て、如何いかなる生活様態せいかつようたいをとるであろうか? その答をうかがいたいと申したのです
人のいのちを花になぞらえて、散ることだけが若人わこうど究極きゅうきょく目的もくてきであり、つきぬ名誉であると教えられ、信じさせられていた子どもたちである。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
挙動不審のかど拘引こういんされた嫌疑者、浮浪人、外国人らは全国でおびただしい数にのぼった。手がかりらしく思われる事物は、いかに些細ささいなことでもいちいち究極きゅうきょくまでたぐった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)