“積年”の読み方と例文
読み方割合
せきねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、前年の約束どおり、八月初めには、御地おんちへまかり越え、かねがね振舞うにまかせておいた佐々成政を成敗せいばいして、積年せきねん禍乱からんの地を正して、秩序を明らかにしたいと思う。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いずれにせよ北条幕府としては、こんどこそ一挙に積年せきねんのわずらいを除いて、新たに持明院派からべつな天皇を立て、その統治を一新するに今を絶好な機会としたにちがいない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)