“穉兒”の読み方と例文
新字:穉児
読み方割合
をさなご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅の上衣を頂より被りて、一人の穉兒をさなごには乳房をふくませ、一人の稍〻年たけたる子をば、腰のあたりなるの中に睡らせたる女あり。
われうけがはねば、この少女しば/\武を用ゐき。或る日われまた脅されて泣き出しゝに、さては猶穉兒をさなごなりけり、乳房ふくませずては、啼き止むまじ、とて我を掻き抱かむとす。