“秣場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まぐさば66.7%
まつぢやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名主文太夫は、野半天のばんてん割羽織わりばおりに、捕繩とりなわで、御領私領の入れまじった十一か村の秣場まぐさばを取り締まっているような人であった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そこで小悪魔は牧場へ出かけて行って、イワンの秣場まぐさばに水をまき、草を泥だらけにしておきました。
イワンの馬鹿 (新字新仮名) / レオ・トルストイ(著)
其時に得た學問は、右の開墾や水理すべて地方ぢかたの事で、秣場まつぢやうつぶして畑地とする損益とか、河流の改修に就いての利害とか、その土地々々でいろ/\な問題に出遇つて、種々な研究をしつゝ歩いた。
兵馬倥偬の人 (旧字旧仮名) / 塚原渋柿園塚原蓼洲(著)