秒間びょうかん)” の例文
血を吐くような源三郎の声が聞こえた秒間びょうかん、しすましたりと、こなたは丹波を先頭に、ドッ! と唐紙を蹴倒して、雪崩なだれこみました。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その、来いッ! が終った秒間びょうかん、フッ! 喬之助の吹く息とともに、落ちた——漆黒しっこく闇黒やみが室内に。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)