神禰宜かんなぎ)” の例文
五社明神の階段きざはしに腰かけて、こう呟きながら童顔のまなじりをつぶった老翁は、即ちここの荒れ宮を守る神禰宜かんなぎ橘左典たちばなさでんであった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見ると、白昼の如き神前に、神禰宜かんなぎの左典と白衣の人が上段下段に木太刀をつけて、火をるような荒稽古。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ゆかしき短檠たんけいの明り、百巻の兵書、何さまただの神禰宜かんなぎの部屋づくりとは見えぬ。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)