“石上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いそのかみ63.6%
せきじょう18.2%
イスノカミ9.1%
イソノカミ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五番ごばんめの石上いそのかみ中納言ちゆうなごんつばめ子安貝こやすがひるのに苦心くしんして、いろ/\とひと相談そうだんしてのち、ある下役したやくをとこすゝめにつくことにしました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
秘曲といわれる上玄じょうげん石上せきじょうの秘曲にまでくると、いつしか、あたりの空気も、草も木も人も一体になって、唯、澄みきった琵琶の音だけが、静かな湖水の夜を流れてゆくのである。
石上イスノカミ 布留を過ぎて、薦枕コモマクラ 高橋過ぎ、物さはに 大宅オホヤケ過ぎ、春日ハルヒの 春日カスガを過ぎ、つまごもる 小佐保ヲサホを過ぎ
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
石上イソノカミ乙麻呂は、奈良の盛りの天平十一年の春、久米若売ワクメと狎れて、女は下総に配せられると同時に、土佐の国に流された。
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)