目静めしず)” の例文
寧子にとって、めずらしいものは、西や東の、あちこちに、つぼね侍女おんなたちにかこまれている良人の側室のたれかれを、きょうは一だん高いところから、目静めしずかに、観察していられることだった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)