“的面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まとも87.5%
てきめん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お蝶、」とちと鋭くいうと、いつも叱るのをはぐらかす伝で、蝶吉は三指をいて的面まともつぶし島田に奴元結やっこもとゆいを懸けた洗髪あらいがみつややかなのを見せて、俯向うつむけにかしこま
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これが、みっちゃんの眼を狙ったんだ、的面まともに突っ立つと命が危ない」
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
グラツドストオンはかういふ風に通信機関をたくみに利用する事を知つてゐる人だつたから、氏が公的生活から隠退すると、ある通信社などは、的面てきめんに二万円ばかし収入が減つたといふ事だ。