百足腹むかでばら)” の例文
ふもとでもらった、蛍火ほたるびほどの火縄ひなわをゆいつのたよりにふって、うわばみの歯のような、岩壁をつたい、百足腹むかでばら、鬼すべりなどという嶮路けんろをよじ登ってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)