百味箪笥ひゃくみだんす)” の例文
まだ座敷の隅にある百味箪笥ひゃくみだんす——今は薬ばかりでなく、いろいろの品の入れてあるその箪笥から、古い袋を取出して、もう薬研やげんにかけて調合はしてあるのですから、ただ量だけを計って
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
まてよ、いま、天性備えつけの百味箪笥ひゃくみだんすを調べてお目にかけるから——
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)