“白銅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくどう70.0%
ニッケル20.0%
ニクル10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃のカッフェ・パウリスタは中央にグラノフォンが一台あり、白銅はくどうを一つ入れさえすれば音楽の聞かれる設備になっていた。
彼 第二 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さう思ひながら、信一郎は死者の右の手首から、恐る恐る時計をはづして見た。時計も、それを腕に捲く腕輪も、銀か白銅ニッケルらしい金属で出来てゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
白銅ニクル一個入れるごとにちりんとかがちゃんとか、なんと恐ろしく証拠的な大音響を四隣へむかって発散することであろう。