“疳癪持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしやくもち50.0%
かんしゃくも25.0%
かんしゃくもち25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余程よつぽど疳癪持かんしやくもちだつたと見えて、亭主と女との逢曳あひびきがんづくと、いきなり刀を引つこ抜いて、数寄屋へ通ふ路地の木を滅茶苦茶にりつけ
ひどい疳癪持かんしゃくもちで、自分の思うことが通らないと気狂いのように暴れ狂うという癖がありましたの
あの顔 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
侍分さむらいぶんの子で十三四歳ぐらいのが附いて居り、殿様はきっと固くびん引詰ひッつめて、芝居でいたす忠臣蔵の若狭之助わかさのすけのように眼がつるし上っているのは、疳癪持かんしゃくもちというのではありません。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)