田上山たがみやま)” の例文
声のなみは、山を越え、余吾ノ湖を越え、木之本、田上山たがみやま堂木だんぎ、神明、街道中ノ郷の諸部隊にまで呼応しつつ伝わって行ったので、さながら万雷一時に鳴る——の思いを敵になさしめた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)