生命冥加いのちみょうが)” の例文
妄念もうねんは起さずに早うここを退かっしゃい、助けられたが不思議なくらい、嬢様別してのお情じゃわ、生命冥加いのちみょうがな、お若いの、きっと修行をさっしゃりませ。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
よくよく生命冥加いのちみょうがあまっちょだと、自暴酒やけざけをあおって、ひょろひょろしながら帰って来たのは、いつぞや新橋から手切を貰って突出つきだされた晩、お君に出会った石原の河岸通。
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)