“瓦口関”の読み方と例文
読み方割合
がこうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張郃ちょうこうが自信満々に構えた三ヵ所の陣は、またたく間に打ち破られ、三万余騎の兵力も、遂に二万余人を失って、張郃自身、かろうじて瓦口関がこうかん(四川省)にまで落ちのびて行った。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この一戦は、終始張飛の圧倒的な優勢裡にすすめられて、残り少ない敗残の手兵をあつめ、張郃は、命からがら瓦口関がこうかんにのがれ、よじ登って、あたふたと門を閉じて、ここを死守すべく厳重に守った。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)