“瓊々杵尊”の読み方と例文
読み方割合
ににぎのみこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妹姫、木花咲耶姫このはなさくやひめの名にし負う艶麗なるにひきかえて、極めて醜婦であった磐長姫——瓊々杵尊ににぎのみことから恋せられた妹姫の添え物として、父から贈られたこの醜女の磐長姫いわながひめ
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天孫瓊々杵尊ににぎのみことの妃木花開耶姫このはなのさくやひめは、無戸の産室に籠って火を放って自ら焼かれたとある。幸いにその四柱の御子達は、火中から飛び出されたと伝えているが、御母君の末路は不明である。
むかし天照大神の御孫、瓊々杵尊ににぎのみことの御子様に、彦火々出見ひこほほでみというお子様があられ、大綿津見おおわだつみへ到らせ給うや、海神豊玉彦尊かいじんとよたまひこのみこと、八重の畳を敷き設け、敬い迎うと記されてある。これ畳の濫觴だ。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)