“玩味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんみ96.7%
ぐわんみ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この点から申しても我等は古人の句を三読、五読、百読、千読してこれを習熟し、玩味がんみする必要があるのであります。
俳句の作りよう (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
初五が短いためにそのあとでちょっとした休止の気味があって内省と玩味がんみの余裕を与え、次に来るものへの予想を発酵させるだけの猶予ゆうよを可能にする。
俳句の精神 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
我が大王の告げたまふところに、世間は虚仮こけだ仏のみれ真なりと。の法を玩味ぐわんみするに、我が大王はまさに天寿国に生れまさむ。しかも彼の国の形は眼に看叵みがたき所なり。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)