“玄奘三蔵”の読み方と例文
読み方割合
げんじょうさんぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その玄奘三蔵げんじょうさんぞうというお坊さんは本当にいた人なんだよ。その坊さんの書いた本もお父さまは持ってるよ。印度へお経を
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
さきほど玄奘三蔵げんじょうさんぞう渡天の苦しみがどうの、なあに、同じ日本の国の信濃の国内がどうのと広言を吐いたそれがどうしたと、斯様かようにお叱りをこうむるかも知れませんが、それはそれでございまして
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この功徳くどくがもしすぐれているならば、師への報恩にもなるわけである。たとい渡海の間に死して目的が達せられなくとも、求法の志をもって死ねば本望と言ってよい。玄奘三蔵げんじょうさんぞうの事蹟を考えてみよ。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)