“献身的”の読み方と例文
読み方割合
けんしんてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京帝国ていこく大学の招聘しょうへいに応じて、松江まつえ熊本くまもとの地を去ったことも、同じくヘルンの身にとっては、愛する妻への献身的けんしんてき犠牲ぎせいだった。
その時以来、子路の親孝行は無類の献身的けんしんてきなものとなるのだが、とにかく、それまでの彼のにわか孝行はこんな工合ぐあいであった。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
私は、一面このように薄情はくじょうらしいけれども、幸に母親はこれと違っている。道徳だか本能だか知らないが、子供のためには献身的けんしんてきの愛情をさしむけている。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)