“片髻”の読み方と例文
読み方割合
かたかしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は伊江朝貞君(日本キリスト教の宣教師)が師範学校の寄宿合に行って、富永先生(元の高等女学校長)に片髻かたかしらを結って貰ったのを覚えている。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
元来那覇では十三歳にならなければ、元服しない(すなわち片髻かたかしらを結わない)規定であったが、私は十一歳の時に元服して、彼等と調子を合すように余儀なくされた。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
数カ月経って、髪の毛が長くのびたので、また昔のように片髻かたかしらを結うて、盛んに親戚朋友の家を訪問していた。この年の暮に家の祖母さんが死んだ。叔父は祖母さんの墓参にはかかさずいった。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)