“煩悩熾盛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼんのうしじょう50.0%
ぼんのうしせい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「歎異抄」を一貫して流れている思想によって、煩悩熾盛ぼんのうしじょう罪悪深重ざいあくしんちょうの自覚を呼びさます機縁きえんとなっているせいなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ぼくの心に、そうした気持ちがうずをまいている限り、ぼくは、親鸞しんらんのあとに従って、自分を煩悩熾盛ぼんのうしじょう罪悪深重ざいあくしんちょうの人間だと観念するよりしかたがないのではないか。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
それほど私は俗界の紛紛に悩まされたのだった。隠棲の隠棲らしさはむしろかえって煩悩熾盛ぼんのうしせいの若い時にこそある。そこには俗界の生活とのあいだにはっきりと明暗黒白のけじめが出来る。
独り碁 (新字新仮名) / 中勘助(著)