無線電信むせんでんしん)” の例文
そのうちに、ツェッペリンは、出発しゅっぱつしたのでした。そして、その、その記事きじが、はやくも無線電信むせんでんしんで、新聞しんぶん報告ほうこくせられました。
おばあさんとツェッペリン (新字新仮名) / 小川未明(著)
何時いつとなく彼女と彼の間に無線電信むせんでんしんがかゝった。手紙の往復がはじまった。其内良人は病気になって死んだ。死ぬる前、つまに向って、自分の死後は信州の友の妻になれ、と懇々遺言して死んだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)