“炷(す)” の例文
五月どきの蕭(しめ)やかさのなかで、あの層のふかい、漆黒の闇の肌ざはりがしたしまれる。いはく、闇中孤坐。……そのなかへ、いつぽんの蝋燭を樹てる。蝋燭の炷(す)がけぶる。
雪 (新字旧仮名) / 高祖保(著)