そゝ)” の例文
彼夫人の汝が言を聞きて泣きしは、或は他人の語中より自家の閲歴を聽き出し、他人の杯酒もて自家の磊塊らいくわいそゝぎしにはあらずや。
春庵は五十三駅を過ぐる間、特に若党一人をして慈姑を保護せしめ、昼は水をそゝぎ、夜はこゞえを防いで、生ながら致すことを得たのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
この日も驟雨的の雨が颯然さつと降りそゝいだ。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)