“滑稽千万”の読み方と例文
読み方割合
こっけいせんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俯向うつむいていう弟の鼻の先から、一粒一粒、月を宿した涙が、ぽとぽと落ちる。これは、滑稽千万こっけいせんばんだ。弟は、勘ちがいしているらしい。だれが、あんな母を慕ってなどいるものか。