湯泉いでゆ)” の例文
「それはねえお姉さま、お城でもう五日すると重陽ちょうようの御祝儀がございましょう、それが済んだらわたくしたち三人で、栃尾とちのお湯泉いでゆへ保養にゆきたいと思いますの、そのおさそいにあがったのですけれど」
日本婦道記:風鈴 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)