“淦”の読み方と例文
読み方割合
あか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度ひどく波をかぶったので、心臓を鳥のようにどきどきさせながら、漕ぐのを止めてあかをかい出さねばならなかった。
ところがだ、奴はもう死んじゃった、奴はよ、——あかみてえに死んじゃった。で、だれが一てえこの船を走らせるかね。
私は非常にこわくなって来たが、それでも心を乱さずにいた。先ず第一に、十分に用心して体を動かしながら、自分の航海帽で少しずつ革舟のあか(註六九)をかい出した。