“淘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
28.6%
よな28.6%
ゆら14.3%
ゆり14.3%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ホドは元来水の力をもってり平らげた山間の地である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いやあれは椀カケとも言い、揺鉢ゆりばちとも言って、あれで川の底や山の間の砂をよなげてみて金の有無あるなしを調べるんで。しかしあれだけの子供で、あれだけの慾があるのはなんにしても感心なことだ。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その後勝浦から海伝いに浜の宮まで川口を横ぎり歩いて海藻を調べたところ、下駄の跡が潮にゆらるる鉄砂で黒く二の字を画く処あり。浜の宮には鉄砂の中へ稲をえたよう見えた田もあった。
胡元朝の遺民陶宗儀とうそうぎの『輟耕録』四に、往々蒙古人雨をいのるを見るに、支那の方士が旗剣符訣等を用うると異なり、ただ石子数枚を浄水に浸し呪をて石子をゆりまわすと、やや久しくして雨ふる
このり分けを母はどうしたのでしょうか。私にはそれが自然のように見えていながら、しまに言わせると
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)