“津浦”の読み方と例文
読み方割合
しんぽ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こゝは、津浦しんぽ線の界首かいしゅ駅から真一文字だ。まず、こゝへ、南軍が、全力をあげて殺到して来るものと見なければならん。」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
幹太郎が青島チンタオまで出むいて行かなけりゃならなかった。彼はすゞの身を案じた。ここは、膠済鉄路が青島から西に向ってのび、津浦しんぽ線と相合して三叉路を形作っている。その要衝に陣取っていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)