法花経ほけきょう)” の例文
然し其様そんなことを見ながらに終ったのではない、最期の時は人を去らせて、室内廓然かくねん、縄床に居て口に法花経ほけきょうじゅし、手に金剛の印を結んで、端然たんねんとして入滅したということである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)