決闘はたしあい)” の例文
玄一郎は風呂舎で湯に浸りながら、彼女が明日の決闘はたしあいを聞いたのだと思った。そのほかに思い当ることはなかった。
いさましい話 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「上尾街道では林蔵の方から、親分に決闘はたしあいを申し込んだはず。今度はこっちから申し込んだ方が」
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
山「さア馬にお乗んなさい、それでは果し合う事が出来ん、しかし此の決闘はたしあいは私の方で望んだわけではござらんから、其方そちら退くなら退きもようが、早く否応いやおうの返答を承わりたい」
日ごと夜ごとに和佐保へ出て行き湯水のようにき散らし、右衛門めの男振りと、この紋十郎の金の力と、どっちが勝つか決闘はたしあいじゃと、えらく買いあおっているということじゃ
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
母や妹を寝かしたあとで、細々こま/″\したゝめました遺書かきおき二通、一本はお蘭のもとへ、一本は母へ宛て、封目ふうじめを固く致した山三郎、其の翌晩小原山と申す山の原中に出まして粥河圖書と決闘はたしあいを致しまするお話
決闘はたしあいか? そうであろう!」
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)