“水戸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みと88.9%
みなと5.6%
みずと2.8%
ミナト2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また下士の内に少しく和学を研究し水戸みとの学流をよろこぶ者あれども、田舎いなかの和学、田舎の水戸流にして、日本活世界の有様を知らず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
次に風木津別かざもつわけ忍男おしをの神を生みたまひ、次にわたの神名は大綿津見おほわたつみの神を生みたまひ、次に水戸みなとの神名は速秋津日子はやあきつひこの神、次に妹速秋津比賣はやあきつひめの神を生みたまひき。
湯気出ゆげだしの小窓に積んである風呂桶の隙間から、ほの明るい夕空と白い星が一ツ見えるのみで、しめ切ってある水戸みずとの外にも、格別、かれの神経を要する気配はないあんばいです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
古史神話には、此外に尚多くの水に関係ある神あり。水戸ミナト神なる速秋津彦ハヤアキツヒコ、速秋津姫二神の、河海に因りて持ち別けて、生みし神に、沫那芸アハナギ神あり、沫那美神あり。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)