“水島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずしま50.0%
みづしま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去年の冬鎌倉を立って以来、命は頼朝殿に捧げ、わがしかばねは一の谷にさらそうと決めた直実。室山むろやま水島みずしま両度の合戦に打ち勝ち功名したと聞ゆる越中次郎兵衛、上総五郎兵衛、悪七兵衛はおられぬか。
水島みづしま室山むろやまの二戰に勝利を得しより、勢ひ漸く強く、頼朝、義仲の爭ひのひまに山陰、山陽を切り從へ、福原の舊都まで攻上せめのぼりしが、一の谷の一戰に源九郎が爲に脆くも打破られ、須磨の浦曲うらわの潮風に
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)