水子みずご)” の例文
予はただ、水子みずごほどの怪しげなものが、幾つとなく群って、姫君の身のまわりにうごめいているのを眺めただけじゃ。が、それを見ると共に、夢の中ながら予は悲しゅうなって、声を惜まず泣き叫んだ。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)