氏上ウヂノカミ)” の例文
若くから氏上ウヂノカミで、數十の一族や、日本國中數萬の氏人ウヂビトから立てられて來た家持ヤカモチも、ぢつと對うてゐると、その靜かな威に、壓せられるやうな氣がして來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
若くから氏上ウヂノカミで、數十の一族や、日本國中數萬の氏人ウヂビトから立てられて來た家持ヤカモチも、ぢつと對うてゐると、その靜かな威に、壓せられるやうな氣がして來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
若くから氏上ウヂノカミで、数十の一族や、日本国中数万の氏人ウヂビトから立てられて来た家持ヤカモチも、ぢつとムカうてゐると、その静かな威に、圧せられるやうな気がして来る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
氏の掟の前には、氏上ウヂノカミたる人の考へをすら、否みとほす事もある姥たちであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
氏の掟の前には、氏上ウヂノカミたる人の考へをすら、否みとほす事もある姥たちであつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
氏の掟の前には、氏上ウヂノカミたる人の考へをすら、否みとほす事もある姥たちであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
官位カウブリはかうぶり。昔ながらの氏は氏——。なあ、さう思はぬか。紫微中臺の、兵部省のと、位づけるのは、うき世の事だは。ウチに居る時だけは、やはり神代以來カミヨイライ氏上ウヂノカミづきあひが、えゝ。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
南家で持つて居た藤原の氏上ウヂノカミ職が、兄の家から、弟仲麻呂—押勝—の方へ移らうとしてゐる。來年か、再來年サライネン枚岡ヒラヲカ祭りに、參向する氏人の長者は、自然かの大師のほか、人がなくなつて居る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
南家で持つて居た藤原の氏上ウヂノカミ職が、兄の家から、弟仲麻呂—押勝—の方へ移らうとしてゐる。来年か、再来年サライネン枚岡ヒラヲカ祭りに、参向する氏人の長者は、自然かの大師のほか、人がなくなつて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)