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残刻
ふりがな文庫
“残刻”の読み方と例文
読み方
割合
ざんこく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざんこく
(逆引き)
『
白馬
(
どぶろく
)
とは違いますよ、ハハハハハハ』と、自分はふと口をすべらした。何たる
残刻
(
ざんこく
)
無情の一語ぞ、自分は今もってこの一語を悔いている。
まぼろし
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
余り
残刻
(
ざんこく
)
なのに驚いて、また最初から出直そうとして、少し痛くなり掛けた
腭
(
あご
)
を持ち上げると、
障子
(
しょうじ
)
が、すうと
開
(
あ
)
いて、御手紙ですと下女が封書を置いて行く。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
だから忠利の心では、この人々を子息
光尚
(
みつひさ
)
の保護のために残しておきたいことは山々であった。またこの人々を自分と一しょに死なせるのが
残刻
(
ざんこく
)
だとは十分感じていた。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
残刻(ざんこく)の例文をもっと
(4作品)
見る
残
常用漢字
小4
部首:⽍
10画
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“残”で始まる語句
残
残酷
残念
残骸
残余
残虐
残滓
残忍
残喘
残惜
“残刻”のふりがなが多い著者
国木田独歩
夏目漱石
与謝野晶子
森鴎外