残像ナハビルド)” の例文
ただ甲が残して行った余響ナハクラングあるいは残像ナハビルドのようなものと、次に来る乙との間のある数量的な関係で音の協和不協和が規定されることだけは確実である。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
生理光学でよく研究されている残像ナハビルドという現象はあるが、それは通例実物を見つめた後きわめて少時間だけにとどまるし、また通例陽像ポジチーフ陰像ネガチーフとが交互に起こるものである。
自画像 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)