“残像”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
ナハビルド	40.0%
ざんぞう	20.0%
アフタ・イメエヂ	20.0%
ナハビルト	20.0%

ナハビルド

ただ甲が残して行った余響（ナハクラング）あるいは残像（ナハビルド）のようなものと、次に来る乙との間のある数量的な関係で音の協和不協和が規定されることだけは確実である。

連句雑俎 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)

ざんぞう

「風間さん。あれは、人間の眼が、いかに残像（ざんぞう）にごま化されているかという証明になるのですよ」

鬼仏洞事件 (新字新仮名) ／ 海野十三(著)

アフタ・イメエヂ

全く、まつたく、それは、わたしが置きわすれた詩の、うらぶれた｟残像（アフタ・イメエヂ）｠のすがたであると、告げたい。

雪 (新字旧仮名) ／ 高祖保(著)

ナハビルト

それでもまだしばらくの間は生き残った肉親の人々の追憶の中にかすかな残像（ナハビルト）のようになって明滅するかもしれない。

庭の追憶 (新字新仮名) ／ 寺田寅彦(著)

“残像”の意味

《名詞》

光る物を見た後、光がなくなっても像が残ってみえる現象。
(出典:Wiktionary)

“残像（残像効果）”の解説

は、主に人の視覚で光を見たとき、その光が消えた後も、それまで見ていた光や映像が残って見えるような現象のこと。発現場所は網膜内と考えるのが一般的であるが、脳の側とする見方もある。フィクション作品などにおいては、分身の術などのように非常に素早い（主に身体の）動きを表す、映像や視覚的表現として用いられることもある。
「残像」という言葉は Fechner, G. T. の Nachbild の訳語である。
(出典:Wikipedia)

残	常用漢字 小４ 部首:⽍ 10画
像	常用漢字 小５ 部首:⼈ 14画