“歩射”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かちゆみ50.0%
ホシヤ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾社田びしゃだあるいは毘沙田と書いた字の名も折々ある。ビシャは正しくいえばブシャすなわち歩射かちゆみで村の社の春祭に的射まといを行い、終って酒食を共にする風は今もまだ残っている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
出雲の杵築の春祭りにも「番内バンナイ」といふおにが出て来る。此は、追儺と一緒になつて了うてゐる。歩射ホシヤの神事には、節分の日昏れ、或は大晦日の日昏れに、馬場などに的を造つて、射ることがある。
鬼の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)