欺罔ぎもう)” の例文
お前はすべての欺罔ぎもうを破ろうとして快楽を求めながら、お前の求めた快楽その物がやはり欺罔にすぎないのを知らなかった。お前が己を忘れた時、お前の霊魂は飢えていた。
青年と死 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
A しかしそれでは好んで欺罔ぎもうに生きているようなものじゃないか。
青年と死 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)