“機械鋸”の読み方と例文
読み方割合
きかいのこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この間はまた、伐り倒した大木を、機械鋸きかいのこにかけてキリキリキリッと音を立てさせていたが、あの音がまた甚だ結構……ああいうのを聞いて飲むと、酒がひとしおうまく飲める……」
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
柵外さくぐわいの道路を隔てた小川の縁の、竹藪たけやぶにかこまれた藁屋根わらやねでは間断なく水車が廻り、鋼鉄の機械鋸きかいのこが長い材木を切り裂く、ぎーん、ぎん/\、しゆツ/\、といふ恐ろしい、ひどく単調な音に
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)