槻落葉つきのおちば)” の例文
併し、「夏山の木末の繁に」といって生かしているのを後代の吾等は注意していい。「しじに」は槻落葉つきのおちばにシゲニとんでいる。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
併し養老元年九月の行幸(元正天皇)の時だとすると、やはり槻落葉つきのおちばでいったごとく石上豊庭いそのかみのとよにわだろうということとなる。この豊庭説が有力である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
槻落葉つきのおちばでタカツキノムラと訓み、「高く槻の木の生たる木群こむらをいふなるべし」といって学者多くそれに従ったが、生田耕一氏が、高は山城国綴喜つづき郡多賀郷のタカで
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)