桶側胴おけがわどう)” の例文
そう云いながら、傍にいた女中の手から、用意してきた桶側胴おけがわどうを受取ってそこへ差出した、これを着けてももしかすると命はないぞと云うのである。
粗忽評判記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
目を開くと、桶側胴おけがわどうの鎧を着た若武者が自分のそばに立っているのを見た。
恩を返す話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)