“桃井春蔵”のいろいろな読み方と例文
旧字:桃井春藏
読み方割合
もものいしゅんぞう60.0%
ももいしゅんぞう40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神田お玉ヶ池の北辰一刀流千葉周作、高橋蜊河岸あさりがしの鏡心明智流の桃井春蔵もものいしゅんぞう、それと並んで、練兵館の斎藤弥九郎。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
たとえば斎藤弥九郎さいとうやくろうの練兵館、桃井春蔵もものいしゅんぞうの士学館——この二人とも、文久二年十二月、清河建白書の趣旨通り、与力よりき格をもって幕府に召抱えられた——同様に
新撰組 (新字新仮名) / 服部之総(著)
八郎は父軍兵衛ぐんべいと共に、この時代の大剣豪、斉藤弥九郎さいとうやくろう、千葉周作、桃井春蔵ももいしゅんぞう、近藤勇、山岡鐡舟、榊原健吉さかきはらけんきち、これらの人々と並称されている。
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
師の陣風斎という人は、実際轗軻かんか不遇の士。考えれば考える程気の毒で成らなかった。斎藤弥九郎さいとうやくろう千葉周作ちばしゅうさく桃井春蔵ももいしゅんぞう、それ等の剣道師範に比べて、敢て腕前は劣らぬのだ。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)